ターミナルケアに向いている看護師の特徴

ターミナルケアで働く看護師を目指す場合、まず自分がターミナルケアに向いているかどうかを客観視する必要があります。
例えば、ターミナルケアでは、限られた時間の中で患者の要望や希望、何を望んでいるのかニーズを把握していかなければいけません。そのためには、患者と話をすることは必要不可欠ですし、自分が話すよりも相手が話すことを聞く姿勢が大切です。
そのため、ターミナルケアでは、患者と話をすることが好きだったり、相手の話から何を望んでいるのかニーズを把握できる看護師が向いていると言われています。また、看護師としてのやりがいを感じたいと思っている人や、看護師として患者に寄り添いたいと考えている人も、ターミナルケアに向いている人の特徴として挙げられています。 一般病棟では、時間や業務に追われてしまうことが多く、なかなか看護師としてのやりがいを感じられなかったり、患者との時間を取りたいと思っていても難しいと思います。そのような人たちにとって、ターミナルケアの病棟はゆっくり時間が過ぎていくため、業務に追われることは少ないですし、1人1人の患者に寄り添った看護を提供できます。
そのため、看護師としてもっとやりがいを求めている人や患者に接する時間を増やしたい人は、ターミナルケア向きだと考えられているのです。ほかにも、ターミナルケア病棟に入院している患者は、がん患者であることがほとんどなので、がん治療に興味がある人であることも向いている人の共通点として挙げられています。